リーダーモードについて

Expert article

変調方式について

リーダーモードとはリーダーのアンテナとタグ(エンドポイント)間の無線データ伝送を定義します。リーダーモードによってデータをエンコードする変調方式を変更して最適な読取率と耐干渉性のバランスを設定することができます。

各ビットのエンコードに使用される変調数が多いほど、同じ周波数を共有する他のリーダーやデバイスからの干渉に対するデータ伝送の耐性が高くなります。バイナリデータをエンコードするために信号がどのように変調されるかを説明するために、同じ情報を異なるレベルの変調で送信する3つの例を以下に示します。

注:Miller(M)は、各ビットのエンコードに使用する変調の数を設定します。Millerが高いほど、1ビットあたりの変調数が多くなり、一般的に送信時間が長くなりますが、よりロバストな信号が得られます。

Speedway RAIN RFIDのリーダーモード

以下はSpeedwayのリーダーモードを示しています。

モード 名称 タイプ エンコーディング 備考
0 MaxThroughput 標準 FM0 データレートは最も速いですが、干渉の影響を最も受けやすい
1 Hybrid 標準 Miller2
2 DenseReaderM4 標準 Miller4
3 DenseReaderM8 標準 Miller8 標準モードの中で最も干渉に強い
4 MaxMiller 標準 Miller4 エリア内の複数のリーダーに対する耐性を備えた高い読取率
5 DenseReaderM4Two 標準 Miller4 ・エリア内の複数のリーダーに対する耐性を備えた高い読取率
・モード2よりも速いフォワードリンク
1000 AutoSetDenseReader Impinj独自 多種 ・リーダーモード1~5を選択する前にRF環境を確認
・環境や測定されたスループットに応じてリーダーが自動的に調整
・Impinjが特許取得
1002 AutoSet?DenseReaderDeepScan Impinj独自 多種 ・高速モードと低速なDenseReaderModes(DRM)の組み合わせ
・ユニークなタグの読取数を最大化
1003 AutoSetStaticFast Impinj独自 多種 ・AutoSet Staticモードを良好なRF環境用にアレンジしたもの
・高速モードのみの組み合わせ
・エリア内の複数のリーダーに対してある程度の許容したうえで高い読取率を実現
1004 AutoSetStaticDenseReader Impinj独自 多種 ・AutoSet StaticモードをRF環境が厳しい場合に適応したもの。
・DRMの組み合わせのみ
1005 Impinj内部使用 Impinj独自 多種 使用しないでください

注意:1.すべてのモードがすべてのリーダーモデルまたはすべての地域で利用できるわけでもありません。
2.原則として、データレートと感度/干渉耐性の間には逆の関係があります。データレートが高いほど干渉が発生しやすく、逆にデータレートが低いほど干渉が少なく干渉に対する耐性が高くなります。

• AutoSet Static (1002)はImpinjリーダーやゲートウェイのデフォルトのリーダーモードであり、多くの場合最適なオプションです。より高いスループット/タグ読取率が必要な場合は、次の順序でオプションを使用することをお勧めします。AutoSet Static Fast、AutoSet Static DRM、MaxMiller(利用可能な場合)、DRM8、DRM4、Hybridの順にオプションを選択し、AutoSetと比較してスループットが向上するかどうかを確認してください。MaxThroughputが推奨されるケースはほとんどないです(例:無響室で数個のタグのみを読み取る場合)。

その他推奨事項

• RAIN RFID スペクトルのノイズと干渉レベルのスペクトル分析を使用したサイトサーベイの実施推奨。

• 実際の使用時に最適なリーダーモードを決定する最善の方法は、常にテストの実施を推奨。
異なるリーダーモードでの性能評価を行ってください。タグの読取率とユニークなタグの読取数に注目してください。

シェン・ヒーローは最適なリーダーやアンテナをシステムに合わせて最適な設定もご提案いたします。

当社や商品に関することなど、
お気軽にお問合せください。