

製品の特長
NFCパッシブUHFコンバーターの概要
店舗で展示されている製品とスマートフォンを簡単にデジタル連携させることができます。このバッテリーレスバッジは、UHFタグのEPCコードを読み取り、GS1標準データ形式に変換し、NFCインターフェースを通じてスマートフォンで直接読み取れる形で提供します。
デバイスの動作

デバイスを使用すると「NFCメモリ内に保存されたリンクをパラメータとしてブラウザアプリが自動的に起動」します。
GS1 Digital Link形式は、UHFタグがGS1 SGTIN-96でエンコードされている場合に自動認識され、それ以外はリンクデモ形式が適用されます。
以下のように動作します:
通常動作
- 赤色LEDが非常に明るく点灯し、黄色LEDが0.5秒ごとに点滅する状態: デバイスはUHFタグをスキャンしています。
- UHFタグを検出した場合: 緑色LEDが点灯し、青色LEDが点滅します。この時、UHFタグから読み取ったデータがURI形式のNDEFフィールドとしてNFCメモリに書き込まれます。
URI形式のNDEFフィールドのフォーマット
URI形式のNDEFフィールドは以下の2つの形式でフォーマット可能です:
- GS1 Digital Link: 例: https://nfcboost.tertiumcloud.com/01/08054608158221/21/1218917
- ASCII HEXコード化されたEPCを使用したリンクデモ: 例: https://nfcboost.tertiumcloud.com/demo?epc=303B1295031CB38000129965
GS1 Digital Link形式が適用される条件: UHFタグがGS1 SGTIN-96形式でコード化されており、デバイスでこの変換が有効化されている場合。
上記以外の場合はリンクデモ形式が適用されます。
Androidでの動作
NFCタグに対するAndroidの自動反応機能を利用する場合、スマートフォンの反応を引き起こすために、デバイスは800ミリ秒の「仮想タップ」を実行します(この機能がデバイスで有効化されている場合)。
備考
バッテリー不要: NFCパッシブUHFコンバーターはバッテリーレスデバイスで、再充電の必要はありません。NFCインターフェースからエネルギーを収集して動作します。
スマートフォンとの通信: デバイスはNFCインターフェースを介してスマートフォンと通信します。Bluetoothやその他の無線インターフェースをスマートフォンとペアリングする必要はありません。デバイスをスマートフォンに「タップ」するだけで動作します。
デバイスの配置

スマートフォン上で以下の配置を行うことで最適なパフォーマンスが得られます:
- UHFアンテナとステータスLEDはスマートフォン本体の外に配置。
- NFCアンテナはスマートフォン本体内に配置し、スマートフォンのNFCアンテナと最大限の結合を確保。
デバイスは超軽量で片手で簡単に持つことができます。また、以下の方法で一時的にスマートフォンに固定できます:
- マイクロサクションラベル(吸着効果)
- 再貼付可能なラベル(両面テープ)
ケースオプションとカスタマイズ可能なステッカー

ケースは以下から選択可能:
- リングなし
- 底部リング付き
- 側部リング付き
ステッカーはデザインやブランドロゴを自由にカスタマイズ可能。


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NFCブースト
NFC技術の利便性と制約
NFC技術はスマートフォンに統合されており、簡単に利用可能です。プロ仕様やコンシューマー向けアプリは、スマートフォンを対象にタップするだけで、物や場所と簡単に連携できます。しかし、以下の制約により一部の用途では実現が困難です。
- 小型アンテナを使用したNFCマイクロタグや他のRFID HFハードウェアの制約(例:Murata Magicstrap)
- 到達が困難なNFCエリア(例:照明器具内のLEDドライバー)
- NFC標準がUHF EPC C1 Gen2標準と互換性がない(例:店舗内の商品RFIDラベル)
NFCブーストで課題を解決
NFCブーストは、スマートフォンとRFIDタグの間でNFC性能を向上させるパッシブデバイス群です。このデバイスはバッテリー不要で、RFIDフィールドを利用して動作します。また、通常のNFCタグのようにロゴやデザインでブランド化が可能です。

NFCリピーター
リピーターはNFC信号の距離を拡大します。

NFCビューファインダー
ビューファインダーをタグの指定された穴に合わせることで、読み取り距離を長くすることが可能です。

NFCリモーター
リモーターがNFC信号の距離を拡大し、柔軟な配置を可能にします。
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