NordicID製品を使用したRFIDキーボードウェッジ(Keyboard Wedge)
要約:NordicIDが提供するRFIDキーボードウェッジ(Keyboard Wedge)を使えば、UHF帯RFIDリーダーで読み取ったデータをWindows PCのアクティブフィールドに直接入力できます。USBやEthernetを通じた接続手順、ホットキーやセンサーによるトリガー方法、プレフィックスやポストフィックスの設定など、運用を最適化するためのポイントを解説します。

RFIDキーボードウェッジ(Keyboard Wedge)とは
NordicID Keyboard Wedgeは、UHF帯RFIDリーダーで取得したデータを、Windows PCのアクティブフィールドへ直接入力できるソフトウェアツールです。設定したホットキーや光センサーなどで簡単にトリガーが可能で、エンコードや文字のプレフィックス・ポストフィックス設定も柔軟に行えます。
接続方法
PCとの接続は、USBまたはEthernetを使用します。USB接続の場合は「USB auto connect」を活用することで簡単にセットアップでき、Ethernet接続では「Search ethernet」ボタンでデバイスを探索するか、IPアドレスを手動で指定して接続できます。
ホットキー・センサーの活用
キーボードウェッジの読み取りは、ホットキーの押下またはNordicID Sampoシリーズに搭載されている光センサーやタップセンサーをトリガーにして実行できます。利用シーンに合わせて最適な方法を選びましょう。
ウェッジの設定とエンコード
ウェッジを使えば、読み取ったRFIDタグへのエンコード作業が可能です。対応フォーマットはGTIN96、GIAI96、GSRN96、GDTI96、SSCC96、SGLN96、GRAI96、USDOD96、ADI、GID96など幅広く、製品管理から物流まで幅広い領域で活用できます。
文字のカスタマイズ
読み取りデータの前後にプレフィックスやポストフィックスを追加し、各行ごとに改行やTABなどのキー入力を自動挿入可能です。不要な文字の削除オプションもあり、スムーズなデータ処理を行えます。
デバッグ機能
デバッグ機能をオンにすると、ウェッジの詳細動作を確認しやすくなります。ログを保存して検証することもできるため、トラブルシューティングや精密な設定調整に役立ちます。
設定項目 | 接続方法 | トリガー |
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USB auto connect | USB接続 | ホットキー |
Search ethernet | Ethernet接続 | 光センサー タップセンサー |
エンコード | GTIN96など複数対応 | - |